
「座っているだけなのに、なんで腰が痛くなるんでしょうか?」
これは本当によく聞かれる質問です。
先日も、経理のお仕事をされている40代の男性会員様から同じような相談を受けました。
立ち仕事でもないのに、夕方になると腰が重だるくなるとおっしゃっていて、ご本人も「座っているだけなのに変ですよね」と不思議そうにされていました。
実はこれ、デスクワークならではの理由がちゃんとあります。今日は、デスクワークと腰の痛みの関係について、私なりの見方をお伝えしたいと思います。
「座る」は体にとって、実は負担が大きい姿勢
意外に思われるかもしれませんが、座っている姿勢は、立っている姿勢よりも腰への負担が大きいと言われています。
座ることで骨盤が後ろに倒れやすくなり、腰椎(腰の骨)が本来のカーブを失って、丸まった状態になりやすいからです。

この状態が長時間続くと、腰まわりの筋肉が常に引き伸ばされたまま固まってしまいます。
私はこれまで10年ほど現場に立ってきましたが、腰痛のご相談の8割近くは、筋トレのようなハードな動きが原因ではなく、こうした「動かなさすぎ」が原因だと感じています。
腰痛の原因は、腰そのものではないことが多い
トレーナーになりたての頃は、「腰が痛い」と言われたら、腰まわりの筋肉をほぐしたり鍛えたりすることばかり考えていました。
ただ、実際にお客様の体を見ていくうちに、腰痛の原因は腰そのものではなく、股関節やお尻の筋肉がうまく使えていないことにあるケースが多いと気づきました。
股関節が硬く、お尻の筋肉(特に大臀筋)が働いていないと、立ったり歩いたりする動作のたびに、腰の筋肉がその分まで頑張って支えることになります。これが積み重なると、慢性的な腰の張りや痛みにつながっていきます。

先ほどの男性会員様も、実際に股関節の可動域を確認してみると、かなり硬くなっていました。デスクワークで長時間股関節を曲げたまま固定していることが影響していたのだと思います。
デスクワーク中にできる対策
日常の中でできる対策として、私がよくお伝えしているのは以下のようなことです。
□ 座るときは骨盤を立てることを意識する(浅く腰かけない)
□ 1時間に1回は立ち上がり、股関節を伸ばす
□ お尻の筋肉を意識して、階段を上るときに使う
特に骨盤を立てて座るという意識は、それだけで腰への負担がかなり変わります。
最初は疲れると感じる方も多いのですが、これは今まで使っていなかった筋肉が働き始めているサインだと私は考えています。
運動をすれば治るわけでもない
ここで一つ注意しておきたいのが、「筋トレをすれば腰痛は治る」というわけでもないという点です。フォームが崩れた状態でトレーニングを続けると、かえって腰に負担をかけてしまうことがあります。
以前、腰痛改善のために自己流でスクワットを始められた会員様がいらっしゃっいました。
膝が内側に入り、骨盤も左右に傾いた状態で回数だけをこなしていて、逆に痛みが強くなっていたケースがありました。
運動そのものより、正しい動き方を身につけることの方が、腰痛対策としては優先度が高いと私は思っています。
まとめ
デスクワークによる腰の痛みは、座り方そのものと、股関節やお尻の筋肉の使えなさが大きく関係しています。腰だけをケアするのではなく、骨盤の位置や股関節の柔軟性にも目を向けてみてください。
「座っているだけなのに腰が痛い」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
ぜひ今回の記事が参考になったという方は、共有やコメントをお待ちしております!
またQOL(クオル)パーソナルジムでは、神田小川町店・飯田橋九段下店で、運動初心者の方や身体の不調に悩む方のサポートを行っています。
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▼この記事を書いた人

株式会社アシスト QOL(クオル)パーソナルジム
代表取締役 石山 涼(いしやま りょう)

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