現在はQOL(クオル)パーソナルジムを運営していますが、もともとは正社員として働いていました。
整形外科のリハビリテーション科→メディカルトレーニングの施設→加圧トレーニングジムの店舗責任者。
そういったキャリアを経て独立したわけですが、独立した当初に感じた現実は、想像していたものとかなり違いました。
今回は、これから独立を考えているパーソナルトレーナーの方に、少しでも参考になればと思い、自分の経験を書いていこうと思います。
正社員トレーナーから独立するまでの経歴
私のキャリアはこんな流れです。
整形外科リハビリテーション科(正社員)
↓
メディカルトレーニング施設(正社員)
↓
加圧トレーニングジム(契約社員・店舗責任者)
↓
独立(個人事業主)
↓
QOL(クオル)パーソナルジム開業
それぞれの現場で技術を積み上げてきた自負はありました。また休日などを使い、身体の勉強も継続して続けていました。知識とリハビリから運動指導まで、幅広い経験を持っていたので、独立後もある程度うまくいくだろうと思っていました。
技術を磨いていれば人が来ると思っていた
独立前の私は、とにかく知識と技術を磨くことに集中していました。
ぶっちゃけ、職人気質な考え方でした。良い仕事をしていれば、自然と人が集まってくる。そのような甘い考えで独立を考えていました。
ただ、冷静に考えると、正社員時代は集客のありがたさに気づきにくい環境にいました。予約システムがあり、受付があり、会社の看板があり、既存のお客様がいる。
当時はそれを当たり前のように感じていましたが、独立してから、それがどれだけ大きな仕組みだったかを痛感しました。
独立した瞬間、そのすべてがなくなります。
残るのは「石山 涼」という個人だけです。今まで指名をいただいていた方のほとんどは、「パーソナルジム」があり、そこに石山がいるから指名するということ。パーソナルジムを取っ払うと何も残りません。
ですが、幸い数名の方は独立後も、継続していただいた方も。今考えれば本当に感謝しかありません。
独立して痛感したのは「知られていない」という現実
独立してから一番痛感したのは、集客について甘かったということです。
InstagramやXで身体に関する発信はしていましたが、ほぼ何もない状態に近かったです。HPを作っただけでは何も起きませんでした。発信しても反応は少なく、紹介がなければ予約につながらない日もありました。
技術があっても、知られていなければ意味がない。当たり前のことですが、独立するまでその現実をちゃんと理解できていませんでした。
パーソナルトレーナーの独立で大切なのは技術だけではない
この経験から感じたのは、独立初期は、いかに「トレーナーとして認知されるか」が大きな課題になるということです。
技術は大前提です。
ただ、技術だけでは人は来ません。
技術と認知は別物ということです。
「この人に相談したい」
「この人なら信頼できる」
と思ってもらえるためには、まず存在を知ってもらう必要があります。知られていない状態では、どれだけ良い指導ができても、その価値を誰にも届けられません。
独立前にやっておけばよかった3つの準備
今、独立を目指して準備している方に、特に伝えたいことが3つあります。
① 正社員のうちから個人で発信する
独立してからSNSを始めるのでは遅いです。正社員として働いている段階から、個人としての発信を少しずつ始めておくことをおすすめします。
フォロワーの数よりも、「この人はこういうトレーナーだ」と認識してもらえることの方が大切です。発信を続けることで、独立したときにゼロからのスタートにならずに済みます。
② 活動エリアを絞る
最初から広いエリアを狙うのは現実的ではありません。まずは「〇〇市」「〇〇駅周辺」のように、活動するエリアを絞って認知を高める方が効果的です。
狭いエリアで顔が知られている存在になることは、独立初期の集客においてかなり大切だと感じています。
また個人事業主で一番多い失敗が、移動にかかる時間です。いろんなエリアで仕事をしますが、1時間~2時間かけて移動してしまうこと。お仕事をいただけているので有り難い話ですが、圧倒的タイパ悪いので辞めたほうがいいです。笑
私自身も、1日の間で茨城県~東京都まで移動していていて、本当に大変でしたし、その時間で2セッションくらいできるくらい移動していました。
今ははQOLだけなので、めちゃくちゃ働きやすいです。笑
③ 得意分野と地域ニーズを確認して特化する
「なんでもできます」では、誰にも刺さりません。これは独立当初の私です。笑
腰痛改善、産後のリハビリ、シニア向け、ダイエット特化。自分の得意分野とエリアのニーズが合っているかを確認した上で、特化することが大切です。特化することで、「それなら石山さんに」と名前が上がりやすくなります。
その際に、SNSなどで伸びているトレーナーを参考にして、発信方法やなぜ伸びているのかを学ぶことがとても大切です。
ただ注意点として、
得意分野で発信している人がいない=自分だけだから伸びそう
この考えだけは辞めてください。これはきっと市場にニーズがないだけです。なので、とにかくリサーチすることが大切です。
これから独立するトレーナーに伝えたいこと
私自身、独立してから「技術を届けるためには、まず知ってもらうことが必要だ」と痛感しました。
今、QOLパーソナルジムを運営する中で大切にしているのは、技術だけでなく、誰に何を届けるのかを明確にすることです。
運動初心者の方、デスクワーカーの方、肩こりや腰痛・姿勢の悩みを抱える方に、無理なく続けられる運動を届けたい。そういう思いが、今の指導の軸になっています。
独立は、決して華やかなものではありません。ただ、その分、自分のやりたい指導ができる環境を作れることも事実です。
準備をしっかり積み上げた上で、ぜひ挑戦してみてください!
まとめ|技術と認知は別物だと知っておく
技術を磨くことは大切です。ただ、それだけでは独立してからの集客には繋がりません。
正社員時代の私が知っておきたかったのは、技術と認知は別物だということです。
今からでも遅くはありません。まずは小さくでいいので、個人としての発信を始めてみてください。それが、独立後の自分を助ける一番の準備になると思っています。
現在は株式会社アシストとして、QOL(クオル)パーソナルジムを東京都千代田区で2店舗運営しています。法人化の経緯や経営についての考え方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ぜひ今回の記事が参考になったという方は、共有やコメントをお待ちしております!
またQOL(クオル)パーソナルジムでは、神田小川町店・飯田橋九段下店で、運動初心者の方や身体の不調に悩む方のサポートを行っています。
運動を習慣にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
▼店舗情報
QOL(クオル)パーソナルジム
https://qol-personalgym.com/
QOL(クオル)パーソナルジム 小川町店
https://qol-personalgym.com/shops/ogawamachi
QOL(クオル)パーソナルジム 飯田橋・九段下店
https://qol-personalgym.com/shops/iidabashi
▼この記事を書いた人

株式会社アシスト QOL(クオル)パーソナルジム
代表取締役 石山 涼(いしやま りょう)
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