痛みを抱えたお客様が来店したら、まず何を確認するべきか

「今日は腰が痛いんですよね」
「前回のトレーニングから肩に少し違和感がある」

セッションを始める前にこのような経験はありませんか?

最大限気をつけていてもトレーニングをする以上、関節や筋肉に負担をかけますので、このような事態になってしまうこともあります。

いざこのような場面になると判断が難しいですよね。

今回は、痛みある場合、またはトレーニングに痛めてしまった場合の簡易的な対処法など、実際に私がやっていることをお伝えしたいと思います。

最も大事なことは「問診」

まず最初に始めることは実際に触ることではありません。まずは「問診」から行っていきます。

私が必ず聞くポイントはこちら↓

実際の研修資料の一部

✓いつから
→痛みのきっかけです。トレーニング中なのかトレーニング終了後なのか、次の日なのかを確認します。

痛みの場所
→例えば腰でいうと、真ん中なのか、右か左か、お尻側か上背部側か

どの動作で
→前屈したいとき、腰を捻ったときなど(日常生活の動作でも可)

既往歴はあるか
→過去に同じような痛みの経験はあるか、または整形外科的疾患はないか

病院などには行ったか
→整形外科に受診したか(整骨院でも可ですが、理想は整形外科)

現状の痛みのレベル
→初期の痛みのレベルが10だとしたら、現状はどのくらいか?

レッドフラッグに当てはまるか
→下記の項目に当てはまるか

実際の研修資料の一部

このあたりを問診することで、様子見するものなのか、はたまたアプローチをしっかりすべきをある程度イメージすることができます。

例えば、腰の真ん中のお尻側に痛みがある場合は、仙腸関節に問題があるのかも?とか初期の痛みのレベルが10で今は5だと回復傾向にあるからトレーニングは調整で一度様子見かな?など様々な仮説を立てることが出来ます。

実際の研修資料の一部

もちろん仮説なので、正解とは限りません。ただある程度理解したまま進めることで、安全にトレーニングを進めれると考えています。

まだトレーナー経験も浅くなかなかこのようなところを聞くのはちょっとという方は、「やらない」という勇気ある選択肢は有りだと思っています。もちろんトレーナーとしては理解しておかないといけないですが、いきなりはできません。なので、やらない選択肢を取って、ケガをさせない・悪化させないこともトレーナーの仕事です。万が一、このパターンでクレームが入っても仕方ないかと思っています。

筋肉痛?それとも炎症?

実際の問診はわかったけど、トレーニングの後は筋肉痛もあるし、痛めているのか判断もちょっと難しいと感じる場面はありません?

その場合は、簡易的に判断できる問診もあります。(こちらもあくまでも仮説なので、絶対ではありません。)

✓痛みの範囲が広いか・ピンポイントか
→広いと筋肉痛の可能性あり、ピンポイントだと炎症の可能性あり

✓痛みのレベル
→初期の痛みのレベルが10だとしたら、現状はどのくらいか?

この2つを聞くようにしています。広範囲かピンポイントのほうが重視しています。ピンポイントだと関節や腱になにかしら問題のある可能性があるので、より注意してトレーニングや評価を進めていきます。

トレーニングをすべきかどうか?

トレーニングすべきかどうかの判断ですが、まずは下記のことを行います。

◎痛みがあるところを徒手リリースする
→実際に筋肉の問題ある場合は、直接触ってアプローチします

◎運動強度を下げる
→いつもやっているよりも運動強度を下げて実施してみます。立位→仰臥位など、比較的に安全に行える環境で確認していきます。こちらで問題なければ、同じ強度で2セットなど反復していきます。(ただ無理はさせません)

当たり前ですが、

✕負荷の高い強度
→重量をつける・いつもと変わらず行うなど無責任なことはしてはいけません。

✕ストレッチをする
→ストレッチが有効なケースもありますが、評価を行わずに痛みのある部位を伸ばすことはおすすめしません。結果として症状を悪化させる可能性もあります。

まとめ

痛みの軽減させる・良くするはとても難しいことです。ましてやパーソナルトレーナーで医療人ではないので、治療などと言葉を使うのはご法度です。

ただ現場の様子を見ると、実際に痛みがある際に頼られることも少なくありません。このときに今回の内容を理解していると、トレーニングを行うべきか辞めるべきかを参考にできるはずです。

不安があるなら、「トレーニングをやらない」ことも大切です。ケガをさせる・悪化させるリスクは抑えておきたい。「せっかくトレーニングきたのに・・・」と言わるかもしれませんが、長期で考えたときに信頼関係をより築けるはずです。

他にもいろんな問診や考え方・アプローチ方法などあると思いますので、あくまでも1つの参考事例としていただければ幸いです。

ぜひ今回の記事が参考になったという方は、共有やコメントをお待ちしております!

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▼この記事を書いた人

株式会社アシスト QOL(クオル)パーソナルジム
代表取締役 石山 涼(いしやま りょう)

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